#98 「町民活動推進補助金」を申請しました

【福井尚子・高志】

二宮町には「町民活動推進補助金」という制度があります。今回、この制度を活用するべく申請をしてみたので、その報告と制度の紹介をさせて頂こうと思います。

二宮町の「町民活動推進補助金」は、地域社会が抱えるさまざまな課題解決に自主的に取り組む町民活動を財政的に支援しようとする試みで、平成18年度から始まったものだそうです。

この制度には「町民活動スタート支援」と「町民活動ステップアップ支援」の2種類があり、「町民活動スタート支援」は1回、「町民活動ステップアップ支援」は最大3回まで（スタート支援を受けた場合は2回まで）活用することが出来ます。

＜補助の対象となる活動とその補助内容＞

（「令和2年度町民活動推進補助金募集のお知らせ」P.4より抜粋。詳細はリンク先をご覧ください。）

「町民活動スタート支援」は書類審査のみなのですが、「町民活動ステップアップ支援」では第２次審査として公開プレゼンテーションがあります。

今回、私は「町民活動ステップアップ支援」に申請したので、本日（3/14）、町民活動推進委員会の皆様に公開プレゼンテーションを行ってきました。発表10分、質疑応答10分で、8名の委員の方々から様々な観点での質問・意見をたくさん頂くことが出来ました。

今回応募したテーマは、地域内交流を活性化するためのWebサービス制作です。実はこのテーマは2018年末に構想したもので、以来、お食事会議や大磯立ち飲み会議（月に1回、自分が住む町で新しいことを始めたい人が集ってその内容や思いを発表し、みんなで知恵とアイデアを交換する場）で何度かプレゼンをし、多くの人に協力頂きながらタイトルを投票で決めたり（「カナナカ」に決定）、同じ団地にすむ鈴木純さんがロゴを作ってくれたりと、少しずつ制作を進めていたものになります。

（純さんが作ってくれたロゴ）

その後、なかなか時間を取れずに活動がストップしてしまっていたのですが、町役場の方とお話する中で上記の制度を教えていただき、補助金も活用しながら活動を再開させようとなった次第です。

制作するWebサービスの中身は、申請の結果と併せて別の機会に触れられればと思いますが、この取り組みで実現したいのは、「地域内の交流をより活性化すること」です。

私自身の経験として、東京から二宮町移ってきて「コミュニティのある暮らしへの満足度が高いこと」を感じているというのはこれまでの記事でも触れてきました。その源泉となっている二宮町内／中郡内での交流をもっと加速させられると、地域に住む人の暮らしが今以上に良くなるのではないかと考えたのがきっかけです。さらには、この取り組みが、新しく移住して来た人が地域に溶け込み、私たちと同じようにコミュニティのある暮らしの良さを感じる手助けになればと考えています。

これがどこまで実現できるかはやってみなければ分かりませんが、こうして地域のために何かをしたいと思える町に住んでいること、そして、そのチャレンジを後押ししてもらえる制度があるということは、非常に恵まれていることだなぁと感じています。

今年度分の「町民活動ステップアップ支援」の申請は終わってしまいましたが、「町民活動スタート支援」は11月末まで随時申請できますので、何かを始めようという方は、ぜひ活用を検討してみてはいかがでしょうか。

この制度を利用したその後についても、またこのブログで報告できたらと思っています！