VISION MAP

イラスト:株式会社レッドハウス 鈴木純

里山だった二宮町の一角で50年前に開発されたのが“二宮団地”です。

約72haの丘陵地が戸建住宅や共同住宅、商店街などとして生まれ変わりました。

建設から長い年月を経た今、すまいの老朽化とともに居住者の少子高齢化が進み、且つてのニュータウンとしての役割を終えようとしています。


そんな二宮団地を中心に、住宅と地域の新しい魅力づくりをする“二宮団地再編プロジェクト”が2016年にスタートしました。


地元の県産材を利用して、地産地消型の“リノベーション”住戸を実現。


未利用地を活用した共同菜園や田んぼ、商店街の空き店舗を再利用したコミュナルダイニング、さらに明治時代に建てられた古民家をコンサート会場とすることで、これまで地域に埋もれていた資産は、新たなコミュニティが生まれる魅力ある場となりました。


実際に団地で新たな暮らしを始めて、二宮町や団地の魅力に触れ、その魅力をもっと多くの人に知ってもらいたいと情報発信をする人たちが増えています。


また、これらの取組みは単に二宮団地だけではなく、周辺エリアや日本全国にある郊外都市、地球規模といった広い社会課題の解決策ともどこかで共通性があるのかもしれません。


海や山などの自然、身近にある農、地域に住む人同士のコミュニケーション、健康的で地球にも優しい暮らし、ライフステージに合わせた移り住みの仕組み。すでにあるものを活かし、忘れられてしまいそうなものにもう一度目を向けることで、ここで実現できるゆたかな暮らしを無限大に拡げていきたいとおもいます。


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