#81 心を休めに足柄の山へ。大雄山最乗寺

【岸田 壮史】

こんにちは。気付けば師走、忙しく仕事ばかりしていた今年後半というか令和元年が終わりを迎えようとしている中、エアポケットのように時間が取れる日ができたためちょっと心を整えられる場所がないかと思っていました。そんな時に二宮在住の方からここが良いよと、なんとも良さそうなスポットを教えてもらいました。その場所は足柄市にある大雄山最乗寺。なんでも紅葉がとても綺麗でこの季節にはぴったりの場所、調べると車で25分ほどで着く場所にある。体は近所に無数にある温泉で癒せるとして、こうしたメンタルも癒せる場所も、遠くに行くよりかは近くで通える場所にあるほうが出不精の僕にとってはよく合いそうだ。


というわけで車を走らせる。ちょうどお昼のタイミングでお店を探していたところ、名店ドン万次郎が!。この小田原あたりに全く縁のないジョン万次郎をもじりインパクトのある店名にした「丼万次郎」。「丼レノン」でも「丼トラボルタ」でも良い中、万次郎を選んだセンス、一度聞いたら忘れない名前ですね。新鮮な魚を使った料理が中心で味は抜群、最乗寺に行くときには一緒に行きたいお店です。

そして丼万から山を登りながら最乗寺に到着。車を降りると先ほどよりも気温が低いのがわかる。こうした気温の変化も、ちょっと日常から外れた場所に来る感じがしてとても良いのです。予備知識なしで来たのでどんなお寺なのか全くわからなかったのですが、天狗の像や下駄のモニュメントのようなたくさんあるので、どうやら天狗を祀った神社のようだ。確かに尋常ではない太さの杉林に囲まれたお寺で、天狗がいてもなんらおかしくないと思わせる場所なのです。どこに行っても見たこともないような立派な木々に囲まれており、その荘厳な雰囲気の境内に足を踏み入れると背筋が無意識に伸びてしまします。

お寺は中に入ってもさらに山を上るような構成になっており、いわゆる階段の踊り場のような場所に建物があり、その建物がある平坦な場所を何度か歩きながらまた上へ上るシステムとなってます。その建物や階段の形状がバラエティーに富んでおり、歩いていてとても楽しい(ちょっとしんどいけど)。山頂前の階段はかなり急で息を切らしながら登りましたが、登り切ったときの達成感がとても心地よい。


紅葉はこの場所が気温が周りよりも低いせいか、終わりかけ葉っぱが散ってしまっていました(残念)。6月は紫陽花が咲乱れるようなのでぜひ行ってみたいと思います。周りの喧騒から閉ざされた自然の異空間を体験でる場所。また行ってみたいですね。

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