#186 レモンバームの蒸留会

【福井尚子・高志】


二宮町には、自然のことや自然を活かすことに詳しい方が多くて、新しい体験や知識を得ることばかり!

ある日に参加したのは、レモンバームの蒸留会。

主催するのは、「二宮香りユニット 晴風〜ハレカゼ〜」さん。どちらもアロマやハーブをお仕事にしている、アロマセラピーサロン・ハレノマさんと、アロマ工房fuさんが結成した香りのユニットです。ハレノマの(晴)とfuの由来となっている(風)を合わせたお名前なのだとか。あたたかい風に乗って、良い香りが運ばれてくるような、そんなイメージのユニット名ですよね。

(ちなみにアロマ工房fuさんでの蒸留会の様子は、鈴木家が以前記事にしています。)


アロマセラピーとは、アロマ=香り、セラピー=療法で、植物から抽出される天然の香りの成分を用いて、自然治癒力や抵抗力を高めるものだそう。

子どもが生まれてから使っている自然由来の虫除けスプレーがとても良い香りだな、とか、バラ100%の化粧水の香りが好きで癒やされるな、とか私とアロマの関わりはそれぐらい。でも蒸留会ってなんだか面白そう!とイベントに参加してきました。


イベントが開催されたのは丘の上の小さな喫茶店 cielo cafe

お店の奥の小部屋へ足を踏み入れると、ハーブの良い香り!

今日蒸留するレモンバームがたっぷりです。ハレノマさんの畑で摘んできてくださったものだそう。

(かごいっぱい!のレモンバーム 写真提供:ハレノマ)


まずは、みんなでレモンバームの葉っぱをちぎって、蒸留器に入れていきます。

(おしゃべりをしながら夢中でちぎります 写真提供:ハレノマ)


蒸留器の中がいっぱいになった頃には、すっかり私たちの手も良い香り。

蓋をして、電熱器のスイッチを入れて、蒸留開始です。

右側のハーブを詰めた部分の下に素粒水が入っていて、熱を加えることでハーブが蒸され、エッセンスの入った蒸気が上にのぼり、管を伝って、冷やされ、ポタポタとハーブウォーターが落ちてくるいう仕組みになっています。

(しばらくすると、水の色が茶色く変わってきました。左奥から、ポタポタとハーブウォーターが垂れています)


ちなみに精油はハーブウォーターの垂れている栓の上の部分に浮いてくるのですが、レモンバームは精油が取れにくいそう。ハーブによって、精油ができる量は異なり、取れる量が少ないほど高価なのだとか。例えばバラの場合は、1滴の精油を取るのに必要なのは、50〜60本!


レモンバームは、「長寿のハーブ」と呼ばれ、毎日飲むと長生きすると信じられていたようです。抗うつ作用があると言われ、気分の落ち込みや精神の高揚がおさまり、気持ちが前向きになるとか。さらに、抗菌作用や抗ウイルス作用もあるなんて、今の時期にもぴったりですね!


アロマやハーブのためになるお話を聞いたり、最近気になることなどおしゃべりしながら、蒸留が終わるまでティータイム。

(cielo cafeさんのチェリータルト。絶品でした!)

おしゃべりに夢中になっているうちに、あっという間に蒸留が終わっていました。

精油とハーブウォーターができあがっています!


できあがったハーブウォーターは、生の葉の香りより、すっきりとした印象。酸味と甘味。個人的には、フレッシュなトマトのような香りに感じました。

ボトルに入れて、ひとりひとり持ち帰れるようにしてくださいました。


これをグリセリンなどと混ぜると、化粧水をつくることができるそう。もちろんそのままでも、ルームスプレーなどとして使えるようですよ。


(お土産に様々なハーブの詰め合わせをいただきました。全部お茶にできるとのことで、少しずつ混ぜて、フレッシュハーブティーとしていただいています。 写真提供:ハレノマ)


はじめての蒸留体験、良い香りに包まれながら、まるで実験のような時間を過ごせて楽しかったです。

今もお土産にいただいたハーブウォーターをプシュプシュスプレーしながら、「いい香りだね〜」と娘と気持ち良い時間を過ごしています。

今後も晴風さんは、シエロカフェで毎月蒸留会を開催されるそうです。

(7月はもうすでに満席!)

ハレノマさんとアロマ工房fuさんのSNSをチェックしてみてくださいね。今回はレモンバームでしたが、違うハーブだと、もちろん香りも効能も精油の取れ方も異なるとか。私もまた参加したいなと思っています。

(我が家も含めて二組が子連れ参加。にぎやかに過ごしました。 写真提供:ハレノマ)

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