#185 二宮産の麦で麦茶づくり

【福井尚子・高志】


少しずつ夏の訪れを感じられるようになってきた今日この頃。この季節においしい飲み物といえば麦茶ですね。我が家ではパックで水出しするのが定番でしたが、そんな麦茶を麦から手作りできるイベントがあるとのこと。麦茶づくりワークショップに参加してきました。


主催するのは、「一般社団法人あそびの庭」さん。「あそび心が広がる豊かな体験の場」を創りたい、と二宮町で活動する団体です。キャンプやマルシェ、ワークショップなど、大人も子どもも遊べる楽しいイベントを企画しています。


麦茶づくりに使用する麦は、六条大麦。あそびの庭のスタッフさんの畑で育ったもので、無農薬無化学肥料だそう。


まず、麦穂をばらします。ゴム手袋をつけてわしゃわしゃと揉むと、実の部分がとれます。


次に、麦の実の部分とそれ以外の部分を分けます。そのために使うのが、なんと扇風機!扇風機の風の前でばらした麦のかたまりをザーッと下に落とすようにすると、風で軽いクズの部分は飛んでいき、麦粒のみが下に置いたザルに入ります。


選別された麦粒を洗います。まだ残っているクズなどは浮いてくるので、捨てます。


洗った麦は、ザルに広げて乾燥させます。


乾燥した麦を、フライパンで炒ります。次第にパチパチはじけて香ばしいかおりが!10分ほど炒って、よい具合に色になったら完成です。

この炒った麦はポップコーンのようでそのまま食べてもおいしい!子どもたちのおやつに大人気でした。

1リットルに大さじ4杯ぐらいの麦を入れて、水から煮出します。

沸騰して10分したら、できあがりです。

できあがった麦茶の味はなんともまろやか!甘くてやさしい味わいです。

娘もスタッフさんが用意してくれていた冷たい麦茶を「おいしい」と何度もおかわりして飲んでいました。

一杯の麦茶を飲むまでにかかった時間は2時間!手間はかかるけれど、その過程もみんなで一緒にすると楽しいですね。そして出来上がった麦茶の味は格別です。


お土産には、炒った麦と乾燥した麦をたっぷりいただきました。

(あそびの庭スタッフさんが描いた麦茶づくりの手順。かわいいイラストも入ってわかりやすい!)


これまで「麦茶」といっても、パックかペットボトルに入ったものしか知らなかった私。麦茶が、あたりまえだけど麦からできていて、こんなに麦の薫りが香ばしく、甘く、おいしいものだったなんて!このワークショップに参加していなかったら知らなかったことでしょう。毎回麦穂をもみほぐすところから...とはいきませんが、これを機に麦粒で煮出す麦茶にハマりそうです。ワークショップに参加して、また新しい世界が広がりました!

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