#52 そば打ち体験

【福井尚子・高志】


ある日、二宮町の広報誌を見ていたらおもしろそうなイベントを発見しました。それは「そば打ち・試食体験会!」。

主催しているのは一色小学校地域再生協議会。地元のそばづくり愛好会の方が栽培、収穫、石臼挽きした素材を使い、そば打ちのベテランの指導の元、そば打ち体験をすることができるのです。そばづくり、を栽培から手がけているとはさすが二宮町。

気になったら行ってみるしかない!と、そば打ち体験に家族で参加してきました。


当日は小学生から年配の方まで30名ほどの方が、会場となる一色防災コミュニティセンターに集合。

まずはそば打ち名人、といった風情のベテランによるデモンストレーションがあります。手順はとてもシンプル。

1.そば粉と強力粉を混ぜた粉に、水を少しずつ加えて、こね、丸くします。

2. 丸くなったそばを、麺棒で薄くのばしていきます。
3.薄く伸ばしたものをたたみ、蕎麦切り包丁で細く切っていきます。



名人の手で鮮やかに粉がそばの形になっていきました。

4つほどのテーブルに別れて、いざ実践。テーブルには、そばづくり愛好会の方がついてくださり、指導を受けながらそばづくりに挑戦しました。

まずそば粉を混ぜます。

当日の気温によっても、水の分量が変わるそう。だまができたら潰し、水分が均等に混ざるようにします。

次に丸い固まりになった生地をのばします。

ここでのポイントは、四角い形になるよう、生地を回転させながらのばすこと。また、こまめに打ち粉(そばを打つときに使う粉、強力粉)をひいてやらないと、板にへばりついてしまうので注意が必要。

最後の切る工程にも挑戦しましたが、細く切っているつもりでも、ごん太になってしまいました。お店で出てくるような細い麺にするには、そば切り包丁を絶妙な角度で傾けながら使う必要があります。

(真ん中あたりの太いのが私が切ったもの...)


シンプルな工程ながら、ひとつひとつの作業にはたくさんのコツがあることがわかりました。おいしいそばをつくるには、たくさんの経験と探求が必要そうですね。

つくったそばがゆであがりました。


地域のお母さんたちがつくってくださった天ぷらとともにいただきます。

この日に収穫したばかりの、たけのこの天ぷらもありました。

太く短めなそばではありましたが、やはり自分でつくるとおいしく感じられるものです。ごちそうさまでした。

普段なかなか出会うことのない地域の方や、自分たちの親や親より少し上の世代の方とも交流することができたのも嬉しいこと。

今後も二宮だからこそできる体験に挑戦していきたいです!

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