#361 団地展「個展Complex」に行ってきました

【福井尚子・高志】


2025年5月16日(金)〜25日(日)に団地の廃止棟で開催されていたアート展に家族で足を運んできました!


Life is a poemさんの主催で行われているこの団地展ももう3回目。いつも楽しくて、すっかり楽しみにしています。

※2023年10月の「DANCHI展」の模様はこちら 

※2024年10月の「丘の上の団地展」の模様はこちら 


今年も秋に開催予定ですが、今回は小規模に、3組の展示で開催されました。

3階は、大磯ブックマルシェでもご一緒した団地仲間snebemさんの部屋。去年と同じ部屋での開催で、前回より壁の絵が増えていました。

どこに増えているのだろう?と間違い探しのように探すのも楽しいです。

この日は風の強い日で、とっしーがつくった特大餃子ポーチは、大きく揺れていました。


小さな部屋では、とっしーが昔作って食べていたというカレーが小さなシールに印刷されて、壁一面に貼られていました。

このカレーの盛り付けが!美しい!

かわいいー!とかどうしてこの形にしたの?とか話しながら、気づいたらいっぱいパシャパシャと撮影していました。

食べるための一皿を、どうしてこんなに美しく盛り付けることができるのでしょう。とっしーの遊び心もいっぱいでとても楽しい展示でした。


4階は、Life is a poemさんの展示。

畳が階段になって押入れへと続く展示は前回もありましたが、

今回はなんとコバンソウが生えています!

こうやって見てみると、階段ではなく、土手のような、

畳が自然物のように見えてくるから不思議です。

今回は「団地日記」というテーマで、障子の枠やふすまに団地から見えた景色や、

暮らしの中で拾ったもの、飲んだコーヒー、などの記録を写真で展示していました。

「この景色はこっちから見えて」など、ちゃんと展示する方向にも意味があることを教えてもらいました。


入口すぐのところにあった説明書きには

「かつてここに住人が暮らした時間と、

廃止棟になった今 こうして作家が展示している時間

ふたつの時間が交差する場所」とあります。

かつて人が暮らしていた場所で行う展示は、物語が重層的になる面白さがあるなあとうなづきました。


さて最後は、5階のSKETCHBOYさんのお部屋です。ここにはなんと、畳の一部が芝生になり、腰掛けられるようになっていました。Life is a poemさんがお茶を持ってきてくださったので、腰掛けて絵を見ます。


不思議な形に絵が並べられていてかわいいなと思っていたのですが、なんと真ん中の木の幹から、絵が生えているようなイメージなのだそう!すごい!

ちなみに4階と5階の間には、「ご自由にどうぞ」のお茶スペースもありました。団地からの絶景を眺めながら、お茶とお菓子がいただけます。はしごを利用したスペースの使い方がナイスです。


前回と同じ部屋を使い、作家が場所を育ててるようにも感じた今回の団地展。秋にはどんな展開が待っているのでしょう。団地展ファンとして、またの開催を期待してます!!

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