#323 梅の香りに包まれて…2024(写真さんぽ・その22)
【鈴木純・愛】
写真さんぽファンのみなさまお待たせいたしました。実に1年以上ぶりの写真さんぽです…昨年、実は一度も写真さんぽの記事を書いていなかったのでした。
すっかり冬らしい寒さになり、朝起きるといろいろな鳥の声があちこちから聞こえます。冬は野鳥の種類も増えて観察もしやすいので、野鳥さんぽにはもってこいです。ということで、二宮団地周りの王道さんぽコースへ繰り出します。
歩き始めるとすぐにパタパタと飛んできました。ジョウビタキ(メス)です。ジョウビタキは鳴き声も動きもかわいくて、好きな小鳥BEST3に確実に入る野鳥です。幸先のよいスタート。
お次はこちら、ツグミです。寒くなるこの時期からよく観られる野鳥。畑など地面にもよく降りてきて、虫など食べ物を探しているようです。スズメなんかよりは一回り大きく、だいたいヒヨドリと同じサイズ。
この日は咲き始めた梅も撮りたいなぁと思っていたので、隣町、小田原市の小竹にある梅林を目指します。その途中、小竹へ向かう山林へ入ってすぐにコゲラが。コツコツコツと枝をつつく音が聞こえたらコゲラがいるな、とすぐにわかります。コゲラも好きな小鳥BEST3に…入れておきたい野鳥です。
気配を感じて高い樹を見上げると、折れた幹にヤマガラがいました。つがいでいるみたいで、おそらくここに巣を作っているのではないかと思います。日がよく当たる高い樹の上にあるので、気持ち良さそうなお家ですよね。
鳥の声を聞きながら気分よく山林を下りてゆくと、小さな梅林があります。ここは夕方にならないと日が当たらない場所なので、まだ三分咲きといったところ。それでも綺麗な梅の花。
朝だったので、ちょっと水が残っているところはまだ凍っていました。日が当たらないと、温暖な二宮でも今の時期はこうなります。要注意です。
山林を抜けて中村川にかかる山西橋にきました。ちょっと遠いところにダイサギ…いやチュウサギ…がいました。ダイサギはもっと大きくて首のところにエッジがたっていると思うので、これはチュウサギのような気がします。調べてみるとダイサギより小さいチュウダイサギという亜種がいるらしく、それかもしれません。オオダイサギではないことは確か。サギはフォルムもシュッとしていてこれまた好きな野鳥です。
さらに歩きます。東ケ丘にある「野良梅林」にきました。ここを僕が「野良」としているのは、おそらく手入れされておらず、野放しにされているっぽい雰囲気をビシビシと感じるからです。めちゃワイルドな見た目。これはこれでいい。
なんかこう…暴れ梅!みたいな感じで咲き誇っているので、観ていて気持ちがいいですね。毎年様子を観にくるスポットです。
ジョウビタキ(オス)も観ることができました。メスもかわいいけど、オスのカラーリングもいいですね。もうちょっと近づいてみようと思ったら、シュッと飛んでいってしまいました。
川匂神社の裏山を上がります。頂上付近からみえる海は潮の具合のせいか、線が入ったようで面白い。
農道の途中、畑の横には蝋梅が植えてあります。黄色の梅ってのも綺麗でいいですよね。ちょうど満開くらいなので辺りにはいい香りが。蝋梅の香りは普通の梅に比べて強いので、少し離れたところにいても「おや?梅の花の香りがするぞ」と気付きます。
自宅に戻る途中、峠公園にも大きな梅の木があったなと思い寄ってみました。ちょうどメジロがごはんタイムだったようで、一心不乱に花の蜜を吸っていました。梅の花とメジロ、やっぱり合う。
ひさびさの写真さんぽ、二宮団地周辺は野鳥祭りで大満足。寒いうちにまた歩こう。それでは、また!
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