#320 miyazono spoonのワークショップ

【鈴木純・愛】

二宮在住のスプーン作家宮薗なつみさんによるmiyazono spoonの「スプーンをつくってデザートを食べようワークショップ」。自分で削って完成させたスプーンで、最後にはおやつを食べるという魅力しかない内容を見て、ちょっぴり緊張しつつも参加してきました!まずは出来上がったスプーンをご覧ください。

自画自賛ですが、素敵〜!!上手にできました!


それでは、このスプーンに至るまでの工程をご紹介しますね。

木片から削り出すのかな…?とドキドキしていましたが、1番の懸念事項だったスプーンの凹みはあらかじめ美しく削られていてホッ。。としたのも束の間、削りの道具は小刀1本!

スプーンの基本的なカーブなどはあるものの、これを綺麗に仕上げられるのか?とワクワク半分、不安半分で削りを開始しました。

かなりビクビクしながら少しずつ進め、途中途中の的確なアドバイスと、宮薗さんが見せてくれる削りの技を盗みつつ徐々にペースアップ。

と調子に乗ったところで、スプーンの口を欠けさせてしまい、ガーン…!恐る恐る宮薗さんに申告したところ、このくらいなら次の工程で修復してもらえるとのこと。良かった‥!

欠けを宮薗さんに綺麗に修復してもらった後に、4種類のヤスリをかけてツルツルに!本当にツルツルなめらか。4種類順番に、教えてもらった方法でやすることが重要なんだそう。形も、ちゃんとスプーンになりました!

最後に、無塩のくるみをつぶして、滲み出る油で仕上げ。木目の美しいスプーンが完成しました◎握力はなくなり、翌日は筋肉痛になったのですが、大満足の出来栄えです!

お店の中へ移動して、お楽しみのおやつタイムです。鎌倉の花実-kajitsu-によるとっても美味しそうなリンゴのおやつに、参加者みんな大興奮。私も、興奮しすぎて自分のスプーンを見失いそうになりました笑

それぞれ自分で作り立てのスプーンでいただきました(興奮のあまり、素敵な写真が残っていませんでした。。)。このおやつ、なんとお砂糖は使っていないそう!でもいわれないと分からないほど、甘みも食感もバランスもバッチリで、もう、本当に美味しくて美味しくて。スプーンは止まらず。ボリュームもたっぷりだったのですがあっという間に完食。最高でした!


宮薗さんのワークショップは、今回4年ぶりで、本当に久々の開催だったそう。「作ったスプーンで、すぐにみんなで何か食べる!」を大切にしているから、できるようになるまではお休みしていたんだそうです。過去には、作ってすぐにカレーを食べたこともあるそう!色が染みたって、それもまた思い出。道具は使ってこそだから。とお話しされていたのがとても印象的でした。

私も、美味しいおやつに釣られてすぐにスプーンを使ったので、「大事に取っておく」という選択肢は無くなりました。すぐに使うのって大切だなと納得。おいしいものも食べられるし、とっても良いですよね!

作ったのはスープスプーンなので、まずはスープやおかゆなどを食べるのに使っています。ワークショップをしたのは11月だったのですが、せっかくなので鮮やかなポタージュとの写真を載せたい!おやつとスプーンの写真がイマイチだったから、いい感じに使っているところを…と思っていたら、冬至の南瓜ポタージュまで記事を書くのが遅れてしまいました。。どうにか、二宮での楽しい体験を、年内にお伝えできて良かったです!

この素敵なワークショップが開催された会場は、2020年の10月に鎌倉から二宮に移転された『日用美|にちようび』のお庭。作家さんが丁寧につくる、美しく使いやすい道具が並ぶとっても素敵なお店です。常設の作品も、期間限定で展示する作品も、いつもうっとりするほど素晴らしく、訪れるたびに至福の時間を過ごせる場所です。素敵なものが欲しくなったらここに行ったら間違いない!というお店が二宮にあって、本当に嬉しい限りです。建物も素敵!

日用美までは、二宮駅北口から徒歩10分弱。椅子の看板を目印に、秘密の小道のような坂道を登った先にあります。結構な急坂なのですが、それもまた、お店に辿り着く楽しみに繋がっているように感じます。何歳になってもこの坂を登れる足腰でありたいものですね!それでは、また!


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miyazono spoon(宮薗なつみ)

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