#280 ヴァンジ彫刻庭園美術館に行ってきました
【福井尚子・高志】
以前のブログで、静岡県の長泉町にある、
ベルナール・ビュフェ美術館に行ったことをお伝えしました。
その際に同じ複合施設の中にありながら訪れることができなくて、
いつか訪れたいと思っていたのがヴァンジ彫刻庭園美術館。
ところが、2022年12月26日よりしばらくの間休館するという
ニュースが飛び込んできました。
これは今いくしかない!
と、閉園一週間前の週末、駆けつけてきたので、
今回はその様子をお伝えします。
ヴァンジ彫刻庭園美術館があるのは、以前訪れたビュフェ美術館と同じ
静岡県長泉町。
富士山麓の丘陵地にある「クレマチスの丘」の一施設です。
イタリアの現代具象彫刻家ジュリアーノ・ヴァンジの世界で唯一の個人美術館として、
2002年4月28日に開館しました。
1960年代から最近までのヴァンジの彫刻を常設コレクションとし、
四季折々のクレマチスの花を楽しむことができるガーデンも併設しています。
現代作家による企画展や文化イベントなど、開館以来20年精力的に取り組んできました。
実はこの美術館、10年ぐらい前にアートの好きな友達が
「すごく良かった」と言っていたのを聞いたことがあって。
以来ずっと行ってみたい場所だったのです。
二宮に引っ越してきて、静岡もずいぶん近くなったなと思っていたのですが、
休館を前にようやく足を運ぶことができました。
団地から車で1時間ほど。到着してまずは腹ごしらえ。
2022年12月25日をもって惜しくも閉店してしまう
ピッツェリア&トラットリア チャオチャオで、ピザやパスタをいただきました。
ミュージアムショップNOHARA(こちらも25日に閉店)でクレマチスの丘や美術館のグッズを購入。
こちらのショップに置いてあったグッズや書籍は気になるものがたくさんあったのです。
そしていざ、美術館へ。
ゆったりとした空間に、自然と調和するように彫刻が点在しています。
芝生もきれいで、丁寧に手入れされているのが感じられます。
こちらの美術館の屋外作品はすべて触れることができるのも特徴のひとつ。
作品に触ったり、一緒に記念写真を撮ったりしながら過ごしました。
建物内では、開館20周年記念展「Flower of Life 生命の花」が開催中。
彫刻、絵画、写真...などなど様々な作家の作品が展示されていました。
建物内の常設作品の一部にも触ることができものがあり、
3歳の娘も、感触を楽しみながら鑑賞していました。
ゆったりしていて、本当に気持ちの良い空間。
あいにくの雨でしたが、それもまた良しで、ゆっくりアートと散策を楽しみました。
今回の長期休館は、建物の大規模修繕の必要が出ているために行われるものだそう。
経営難から静岡県に譲渡を申し出ているとも聞いています。
どんなかたちであれ、この美しい場所が残り、再開される日を心待ちにしています!
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