#230 ベランダで干してつくる!大根の漬物

【鈴木純・愛】

日差しがたっぷり降り注ぎ、風通しも抜群の団地のベランダ。何度かご紹介していますが、本当に干し野菜にはぴったりな環境なんです。

工事の幕が外れて日差したっぷり、乾燥していた2〜3月上旬は、絶好の野菜干し日和でした。近所の産直で小ぶりの大根も入手できたので、干してポリポリ食べられる漬物をつくることにしました。今回は、簡単なつぼ漬けです。

小ぶりな大根2本

野菜干しネットに入れて干すので、葉っぱはカット(葉っぱを結んで干す方法もあります)。カットした葉っぱはお味噌汁へ〜

丸干しは時間がかかるので、今回は早くできるように、2本全て先にいちょう切りに。

漬物用は2段目と3段目。1段に小ぶりの大根1本分をぎっしり敷き詰めてあります。ちなみに、1番上の輪切りは軽く干して大根ステーキにする用。


〜3日後〜

あんなにぎっしりだったネットの中も、大根がこんなに小さくなってスカスカに!歯応えのために残した皮の部分は、実よりも縮みが少ないです。青首大根の緑色が残っていますね。

大根を漬ける醤油だれ作り。煮切ったお酒においしい醤油を入れて温め、風味を引き立てます。

二宮の友人に譲ってもらった鷹の爪を入れて味のアクセントに。甘みとコクの隠し味に醤油麹を入れました。

1週間ほど漬けたものを、ご飯と共に。あんまり見た目よろしくないのですが、味もポリポリとした歯触りも良い漬物になりました!そこまで長持ちはしないけれど、家庭で食べるには十分のお漬物。大根は天日で干すと栄養価も上がるし、味も自分たちの好みにできるしで、干し大根の漬物づくりはすっかりお気に入りに。実は、今回でこの冬から数えて5回目のつぼ漬けづくりでした。


ちなみに、醤油と醤油麹は、二宮で身体にやさしい調味料や食材をセレクトして販売しているkararil matto foods(からりるマットーフーズ)のもの。漬けダレの相談もできる強い味の見方と知り合ったのもICHI。行くと何かしら楽しいことがある、ありがたい場所です。暮らし方リノベーターでもあり、ICHIの部長でもある宮坂さん、ありがとう!


■番外編■

大根の丸干しにも挑戦していました、が。頭から尻尾まで全部同じくらいの干し具合にしよう〜。と呑気に干し続けていたら、気が付けはカッチカチに…。こんなに干からびているなんて。ネットの外からチラッと見ているだけでは、気がつきませんでした。青首の方はまだ柔らかさがあるので、綺麗に干されてはいるので、これも実験的に漬けてみることに。

丸のままは無理そうなので、よく洗って、切れるところまで、とにかく、なるべく薄くスライス!下に行けば行くほど力技に。写真は途中までですが、結局最後まで切ることができました。

丸々としていた大根がぺっちゃんこ。天日の力はすごいですね。食べてみたら、かたーいし、全然ポリポリもしないけど、ほんのりと甘かったです。

実験的に漬けダレで仕込んでみたものの、ポリポリもしなかったし美味しく食べれないんだろうな…と思っていたのですが、大根はタレをぐんぐん吸っていい感じの固さに!味はしょっぱいですが、歯触りもパリパリになって、これはこれで美味しい漬物になりました!予想に反して、見た目はこっちの方が美味しそうな仕上がりですね。お茶漬けによく合いそうです。


大根のつぼ漬け風は一気に3本分つくったので、今季はこれでつくり納め。これからも、ささやかな食の実験を続けていきたいと思います。それでは、また!

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