#218 金継ぎワークショップ

【福井尚子・高志】


お気に入りの器をうっかり落として欠けてしまった。大事に使ってたつもりなのにヒビが入ってきた...そんなことありますよね。

そうした器を漆を使って修復する、金継ぎを知っていますか?

欠けてしまったけど捨てるには忍びない...そんな器たちをどうにかしたいな、と思っていたところ、金継ぎのワークショップが先日マルシェも開催された「soraの家」で開催されるとのこと。私も参加してきました!

金継ぎとは、欠けたり割れたりした器を、漆で接着し、継ぎ目を金や銀などで飾る伝統的な技法のこと。傷をなかったことにするのではなく、飾ることでより魅力的にしていく、アップサイクルな技術です。

今回の先生は、「金継ぎの柳家(やなぎや)」の柳澤綾佳先生。1日完結型の金継ぎワークショップを東京・神奈川を中心に開催されています。

soraの家にお住まいのKさんが柳家さんを招くことで、今回の出張講座@二宮が叶いました。


柳家さんが使わているのは、「新うるし」と呼ばれるもの。植物性の合成素材で本漆よりも安価でかぶれにくく乾きが早いのが特徴です。そのため半日で完成させてしまうことができるのだとか。

私が今回持参したお皿は3点。2つは欠けたところがあり、もう1つはヒビでした。

まずは欠けをパテで埋め、次にパテの表面をヤスリできれいに整えます。(割れたパーツをつなげるときは、最初に接着の工程があります)最後に新うるしをパテの上に塗って、乾いたら完成です。

(作業に没頭する私と、そばで遊ぶ娘)


新うるしを塗る作業に時間がかかるのかと思っていたのですが、それよりもパテを使ってきれい穴を埋める工程にほとんどの時間を費やしました。周りと凹凸がないように、きれいにパテを入れるのが難しかったです。

新うるしはとてもきれいな色で(金か銀か色が選べたのですが、私は両方を混ぜた色を使いました)、するすると塗ることができました。

生まれ変わった器がこちら!

(昔、東京で一人暮らしをしていた頃に近所の器屋さんで買った作家さんのスープ皿と、青いお花が描かれた平皿。そして、平塚にある岡村工房の岡村朝子さんの小さなコップ。どれもお気に入りです)

(コップの欠けたところのパーツは行方不明になってしまったので、パテを詰めました。少しぷっくり厚みがありますが、味ということで!)


あっという間の2時間のワークショップ。思っていたよりも簡単で、これなら家でもできる!と思えました。自分の手でまた使えるようにできるって嬉しいことですね。

先生から金継ぎキットも購入したので、これからはお皿が割れるのもこわくありません。


小さい子どもと過ごしていると、2時間集中する時間を取ることが難しいので、ワークショップというかたちでみんなと一緒にできてよかったです。そして町の仲間が集うことでひとりで取り組むより何倍も楽しく、新しいつながりも生まれました。


(私たち親子のために、Kさんが子どもが遊べるスペースを整えていてくれました。さらに娘と遊んでくださって、とってもありがたかったです)

(当日の模様は、湘南ケーブルネットワークの湘南チャンネルでも放映されました)


今回すてきな講座を企画してくれたsoraの家にお住まいのKさんは、「お手伝いサービス CHOCOTTO」という名前で、日頃のちょっと誰かにお願いしたいことをお手伝いするサービスをされています。

今回のイベントは、Kさんが金継ぎをしている様子をインスタで投稿したところ「私もやってみたい」という声があり、その声に応える形で先生を探してきて、住まいをワークショップ用に開放してくださったのでした。これからもみんなの「やってみたい」をお手伝いするサービスをやっていきたいとのこと。

現在は、ご年配の方のお部屋の片付け作業や、裏メニューで町案内などもされているとのことでしたが、その他にもお話を聞いていたら、ワクワクするような計画がたくさん飛び出してきましたよ!気になる方はCHOCOTTOのウェブサイトをチェックしてみてくださいね。

(ワークショップ当日、机の上にあったおやつ受けの小皿はKさんの手作り!落下糖をこの器に入れて、お茶とともにいただきました。みんなが心地よく楽しく過ごせる用にKさんが準備してくださったのが感じられます)


ずっとやってみたかったことをまたひとつ二宮町で叶えることができて、嬉しい一日でした。


0コメント

  • 1000 / 1000

二宮団地