#206 ワークショップで手作り石けん

【鈴木純・愛】

お風呂で固形石けんを使い、洗濯では液体石けんを使う我が家。前々から「石けんて作れるらしいけど、どうやって作るのか?」に興味がありました。


そしたら二宮団地商店街のシェアキッチン「湘南お菓子部ICHI」のクラフト部員に、石けんを作る方が!「作ってみたいねぇ」と話していたご近所の友達と、ICHIの2階で行われた石けんワークショップ(以下WS)に参加してきました。

先生は、とっても素敵な石けんやハーブティーなど、アロマに関するものを手掛けているNerineさん。今回作るのは、ハーブの抽出オイルを使って、好きな香りの精油を入れた石けんです。


固形石けん作り最初の工程は、「苛性ソーダ」という劇物(身分証がないと買えないそう!)と精製水を混ぜる危険な作業。説明を受けてビビりましたが、今回のWSではその次の「シアバター・パームオイル・ココナッツオイルを温める→苛性ソーダ+精製水と混ぜ合わせる」の工程までNerineさんが事前に終わらせてくれていました。初心者には難しそうな工程だったので、ありがたい!

ということで、WSは楽しい香り選びからスタート!「おもしろそうだから」という理由でハーブの蒸留会に参加したりしていますが、私のアロマの知識は乏しく、たくさんの精油を前にいったんフリーズ。Nerineさんや一緒に参加した友達にアドバイスをもらって、オレンジ・スイート、ユーカリ・シトリオドラ、ラバンジン グロッソの3本を選びました。ビーカーに3本の精油を合流すると、なんとも良い香り!

次は、Nerineさんが準備してきてくれたハーブの抽出オイル。左の大きな瓶がブルーマロウ(和名:ウスベニアオイ)、右2つはローズ。両方、オイルはオリーブオイルです。瓶を開けると、オリーブオイルとハーブの香りがまた良い香り。どちらも肌に良いのだそうですが、説明を聞くとローズは美肌、ブルーマロウは健やかな肌、というイメージだったので、我が家の石けんはブルーマロウをチョイスしました。

ハーブが石けんに入らないように、ネットで濾しながら計量。

事前にNerineさんが用意してくれていた工程1.2の材料が入ったボウルに、ブルーマロウの抽出オイルを投入!分量が大切だそうで、ここもしっかり計量しながら。

全てのオイルをボウルに入れたら、次は泡立て器でしっかりと混ぜる工程へ。ハンドミキサーでもできるそうですが、最初の方は手で混ぜた方が、石けんになった時にきめ細やかな泡立ちになるそうです。今回は全部人力で!

生地を落として筋が残るくらいもったりしたら、精油を投入してムラがないように混ぜ混ぜ。

石けん生地を5等分に分けて、そのまま・白ぬか入り・小豆入り・2つ蜂蜜入りに。よく混ぜて、蓋付き容器に入れてWSは終了!これから自宅で1ヶ月ほど熟成と乾燥の期間へ。まだ液体の状態なので、こぼさないように慎重に家までお持ち帰りです。


【2週間後】

石けんがしっかりと固まった様子。平らなところで並行に置いていたはずが、1つ斜めになっていてガックシ‥。でも、経過は良いようで、型から取り出して、またしばらく乾燥へ。


【1ヶ月後】

石けんの完成〜(Nerineさんのレジュメ表紙に載せて)。熟成させている間もずっと家の中が良い香りでした。蜂蜜入りの石けんは、ちゃんと混ぜられていなかったみたいで蜂蜜が底に溜まってしまったのですが、熟成&乾燥させている間に石けんが蜂蜜を吸収!穴あきチーズのようになってしまったけれど、自分で作っていると、それもまた可愛く見えてくるから不思議なものです。

肌に合わないこともあるそうなので、まずは手洗いからお試し。綺麗に泡立って、洗い上がりしっとりもっちりでした。実は、今使っている洗顔石けんもNerineさん作の蜂蜜石けん。使い終わったら、(とってもたくさん手伝ってもらって完成した)自作石けんを使いたいと思います!


しっかり知識のあるNerineさんが科学的な質問にもわかりやすく快く答えてくれて、とても楽しいWSでした!


【おまけ】

ICHIでWSをすると、終わった後に美味しいデザートが食べられるのが嬉しいところ。この日は白玉入りのパフェをおやつに食べました。


シェアキッチンとして始まったICHIですが、今はお菓子部員以外に、クラフト部員・美容部員・さらにカフェ部員まで増えて、ますます盛り上がってきています。そんなICHIも、もうすぐ2周年。技を持っているママたちが集まってきているので、これからもとっても楽しみです。それでは、また!

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