#201 本屋はじめました

【福井尚子・高志】


自然もおいしいものもすてきな人も、何でもあるこの地域にひとつ足りないものがあるとしたら...と考えたときにいつも思い浮かんでいたのは、本に出会う場所。

オンラインで本を買うことはできますが、新しいことを知ったり、興味や関心の幅を広げたりすることは、本屋という場でしかできないと感じます。

そんなことを感じていた2年ほど前、吉祥寺にあるブックマンションのオーナー・中西さんが大磯でされたお話会に参加したことがありました。

ブックマンションは、貸し本棚ひとつひとつを利用者が借りて、好きな本を並べて販売することができる本屋さん。本棚を借りている人は店番をすることもあり、本を通じてお客さんと交流することができるコミュニティでもあります。


私たちも実際に吉祥寺まで足を運び、中西さんや本棚を借りている利用者さんともお話させていただき、面白そうだなと感じていました。


本が好きな私たちもいつかやってみたいなぁと思っていたところ、大磯に本屋さんができることになり、その一部が貸し本棚に。私たちも本棚を借りて本屋デビューすることになりました!

お店があるのは、大磯の「つきやま」。作家さんが製作したクラフトを販売するお店でしたが、「つきやま Books Arts & Crafts」として本屋を中心としたスペースにこの9月リニューアルしました。


ちなみに、店内に新しく加わった本棚は、団地仲間の建築家・岸田さんが手掛けたそう。


食、暮らし、文化、などの新書を中心に選書された本屋さんですが、入り口右手の一部が貸し本棚になっています。

それぞれの屋号が貼られた本棚には、まちづくりの本、食の本、英語の絵本...などなど個性的な本が並んでいます。


2021年9月末現在、私たちの本棚はこんな様子です。私のおすすめエッセイと、夫の推しの深夜特急シリーズ、小屋の本が並んでいます。

私たちの屋号は福百堂(ふくももどう)です。私たちの名字がつく、縁起の良さそうな名前...と考えてたどり着きました。

せっかく出店するので、お客さんともゆるくつながることができたらいいなぁとの思いから、Instagramも始めています。("fukumomodou"で検索してくださいね。)これからも試行錯誤しながら本屋さんを楽しめたらと思っています。


この地域で、本と出会える場所ができて嬉しい限り。私たちも本の入れ替えに訪れながら、他の棚に並ぶ本を手に取り、売上より多くお買い物をしたりしています(笑)


みなさんも大磯にお越しの際はぜひお立ち寄りくださいね。

つきやまの向かいには、リニューアルした茶屋町カフェも。本を片手にコーヒーを飲む、なんて過ごしかたも叶いますよ。

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