#168 竹ヒゴ作り体験

【鈴木純・愛】

竹ドームワークショップに続き、竹ヒゴワークショップに参加!素敵なオブジェを作りました(竹ドームの記事はこちら)。団地仲間・宇都宮さんのお声がけで急きょ決まった青空教室。参加できてラッキーです!


講師をしてくださったのは、神奈川県を拠点に竹細工の活動をされている「竹や ほんのり」さん。

道具も自作の竹籠に入れて持ち運んでいてとても格好良い!


まずは、先生のお手本を見学。竹ヒゴにするには、工程は大きく4つ。


① 切り出し:竹から必要な長さだけ切り出す

② 荒割り:必要なひごの太さになるまで縦に割る

③ 荒剥ぎ・薄剥ぎ:平行に、3回にわけて薄く剥いでいく

④ 裏すき:できたひごの裏を、刃物でしごいて厚みを整え、毛羽立ちを取る

今回は時間の都合で先生のデモンストレーションのみでしたが、竹細工に使用する竹ヒゴつくりには、③と④の間にさらにもう2工程。
・幅取り(幅取り機でひご幅を均一にする)
・面取り(面取り包丁でひごの面を取る)

この2工程を行うことで、美しく均等な編み上がりになるそうです。


先生がやってるとスイスイ進むので、「案外簡単にできそう?」と勘違いをしながら、いざ実践!今回は、初心者用に短い竹を用意してくださっていたので、②からスタートです。


② 荒割り

竹ヒゴ作りには、竹ドーム作りでも使った竹用の鉈(ナタ)を使います。竹の切口からジリジリと静かに刃を食い込ませて、手首を返して割いていきます。刃を自分に向けて割っていくのを見てびっくり!


自分向きにするのは、「そのほうが慎重になってむしろ怪我が少ない」「ひじが体に当たってストッパーになって鉈もそこで止まるから、怪我をしにくい」という理由なんだそうです。なるほど〜
苦戦中の様子

通常は目盛りを打ってから割りますが、今回はひたすら半割りして細くしていきました。周りの方はサクサク割けて気持ちの良い音が聞こえてきている中、私はなかなか刃を食い込ませられず。めちゃめちゃ焦りましたが、コツを掴んだら「今までできなかったのは、なんでだったのかな??」というほどスイスイできるように。

先生のお話によると、「竹細工は徐々にはうまくならなくて、苦労していたことが急にできるようになったらまた次の課題がくるっていう繰り返し」「階段を一段ずつ登るみたいに上達する」とのこと。本当にその通りの体験をして、とてもおもしろかったです。


③ 荒剥ぎ・薄剥ぎ

厚みを薄くしていく作業。横方向に割いていきます。節も割いて長ーい竹ヒゴも作れるそうです。それにしても、先生の竹ヒゴは薄い…!

この厚さの竹の棒が、

曲げられるほどの薄さに割けたら、上出来!たくさんやった中で、1つだけきれいに曲がるものが見つかって、嬉しかったです◎


④ 裏すき

先生が面取り包丁で、ひごの面を取っているデモンストレーション中。使い込まれた道具が格好良いです。

できたひごの裏を、刃物でしごいて厚みを整え、毛羽立ちを取って完成!削り方は上の写真と同じ感じです。


自分で作った竹ヒゴを飾れるように、先生が竹ヒゴオブジェを用意してくださっていました。1つの竹の棒から2本とれる竹ヒゴのうち、竹の外側(緑)と内側(薄茶)で表情が全然違います。私は内側のものをチョイス。うちに持ち帰り、これに自分で作った竹ヒゴを挿して、さらに素敵なオブジェにしていきます。

自作の竹ヒゴ。並べてみては、綺麗だなぁとうっとり。

完成したオブジェ。リノベしてもらった部屋のふすまの色とも似合って、とってもかわいい!

光に透かしても綺麗です。これからあったかくなったら、窓辺にあると涼やかになりそうです。


我が家もいくつかもっていて、馴染みのある竹細工。製作工程を少しでも体験できて、本当に楽しかったです。それでは、また!

0コメント

  • 1000 / 1000

二宮団地