#164 竹ドームづくりと竹の焚火
【鈴木純・愛】
こんにちは、鈴木です。団地仲間の宇都宮 真木さんのプロジェクト<竹林を整備して竹ドームを作ろう@二宮農園裏山>にお誘いいただき、参加してきました。開催場所は、宇都宮さんも野菜を育てている畑、二宮農園。(暮らし方リノベーターの福井家が参加している子ども農園の記事はこちら → #162 子ども農園はじめました!)
畑に到着すると、その裏山にある竹林を若者がバッサバッサ刈り出していました。彼らは二宮の若者団体「もりびとNOA」さん。有志で竹林の整備をしているそう。二宮で育った若者が地元の山を守る活動をしているなんて、とっても素敵!
刈り出され、葉が落とされた竹
裏山から竹を刈り出している「もりびとNOA」さん。左側の青い服の青年の後ろには、身長よりも高くなった竹の葉と枝の山が。
竹ドームづくり
彼らが刈り出したたくさんの竹を使って、「みんなで中に入れるオブジェを作ろう」というのが竹ドームのコンセプト。これまでに何度か開催しているそうで、私が参加した時にはドームの形が出来上がっていました。私の身長より少し高いので、ドームの高さは175cmくらい。
長ーーーい竹をドームに合った長さの約5mにノコギリでカット。竹割器でバリバリっと豪快に割っていきます。
使った道具。左から3本は鉈(ナタ)、真ん中が竹のノコギリ、レモン絞り器のような右2つが竹割器。小さい方は4つ割、大きい方は6つ割。
割った竹を素手で触っても痛くないように、鉈(ナタ)で節と角の面取り。お二人がシューッ シューッと軽快にやっているのを横目に、私は慣れない手つきで明日の筋肉痛決定!笑 それでも、節をパキッと落として、シュッと竹が削れる感覚がとても気持ちよかったです。写真は宇都宮さんが節を落としているところ。飛んでいる三角が取れた節です。ナイス写真!
いよいよ、処理した竹をドームに挿す工程。採れたての竹は柔らかいけれど、それでも切ったそばから乾燥がどんどん進んで固くなっていくそう。8本あった竹も時間と共に乾燥してしならなくなり、組んでいる途中で何本かパキパキーっと音を立てて折れてしまいました。その状況をみんなで「あちゃー」って笑うのも、とても楽しかったです。「折れちゃっても、まだまだ新しい竹がいっぱいある」という恵まれた環境だから笑い飛ばせる、贅沢な体験です。
星形ができる組み方で作られているドーム。今回の作業でドームの横にも見えるようになりました。ドームの中に入って、記念撮影!左から宇都宮さん、私、一緒に参加した二宮農園の若林さん。みんな良い笑顔!
竹の焚火
別日に竹の焚火が行われると聞いて、「たのしそう!焼き芋とかするのかなぁ」という軽い気持ちで参加させてもらいました。が、畑に着くと、そこには大きくて深い、長方形の巨大な穴が。もはや、市民プールとかにある、安心サイズのちびっこプールの大きさ。長い竹が入るサイズだそうで、想像を超えた規模でした。
今回も、「もりびとNOA」さんが竹をどんどん刈り出してくれます。ワイルド!
ご指導いただいたのは二宮農園の二見さん。
なぜ竹を燃やすのか聞いてみると、刈り出したものの置き場がなくなってきたので、量を減らすためだそう。さらに、炭になった竹を畑にまくことで、野菜が元気に育つのだとか。時々、畑で焚火をしているのを見かけると「良い匂いだな〜」としか思っていなかったんですが、いろいろと理にかなっているんですね。
竹は火が回るのが早く、どんどんと片付いていきました。竹は油があるし糖分も多いので、薪よりもよく燃えるんだそうです。「たけのこって甘くて美味しいでしょ。糖分だよ。それが成長したのが竹だから」と言われて、なるほど〜、と納得。
竹の炎の形は、とにかく格好よかったです。
竹を燃やしていると、途中で「パンッ!」「バンッ!」と、タイヤがパンクしたような大きな音が!団地にいる時にも時々こういう音が聞こえてきていて「パンクかな?それとも何かのイベントのお知らせかな??」と思っていたのですが、今回のように燃やした竹が爆ぜている音だったのかもしれません…!その大きな音は、まさに春節のお祝いに鳴らす爆竹そのもの。調べてみたところ、火薬が発明される前は、竹を燃やして大きな音を鳴らしていたとのこと。
最初は音や長い竹にビビっていましたが、次第に慣れてきて自分の身長の何倍もある竹を火に投げ入れられるようになっていました。
燃えて全てが灰になってしまう前に、畑の土を被せて鎮火。数日後に掘り起こすそうです。
【おまけの青竹踏み】
「青竹踏みって作れますか?」と聞いてみると、「どこからでも好きな竹を好きなだけ、いくらでもどうぞ!」との返答をもらって、マイ・青竹をゲット!
好きな長さに切った竹を鉈で真ん中から割る
気に入った方を面取り
家に帰ってからよく洗って、青竹踏みの完成!住居の方には竹職人さんの青竹踏みがあるので、マイ・青竹の方は仕事場に。こういう古くからある道具は、団地によく似合うのでとても気に入っています。
窓の外の景色を眺めながら踏みふみしてリフレッシュ!ガッチリとして良い踏み心地◎
二宮団地にはおもしろい人がたくさん移り住んでいて、集まってきているようにも思えるほど。愉快な団地仲間との交流で、私たちもたくさんの経験をさせてもらっています◎それでは、また!
二宮農園について詳しくはこちらから▶︎二宮農園プロジェクト
(ホームページ「結婚したら二宮に住もう!」の中にあります)
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