#159 トモタロウ さんの手洗いボウル〜地域で活躍する方に依頼する〜

【岸田壮史】

こんにちは、今はコロナの影響で私達の週末の暮らしを豊かにしてくれるイベントが軒並み中止。地域の作家さんに会う機会もめっきり減ってしまい、寂しい限り。

こんな時も仕事で作家さんに制作をお願いできないかと、建築中のお宅で(二宮団地の我が家と同じく)洗面、手洗いボウルの制作を陶芸家のトモタロウ さんにお願いをしたのでした。



今回でトモタロウさんにボウルの製作を依頼するのは4度目で、こちらからお伝えする内容は全てイメージ通りに叶えてくれています。今回はルーシーリーという陶芸家さんのような滑らかな形を実現して欲しいとお願いし、見事にイメージ通りの仕上がり。



岡村工房までは私の住む二宮団地からは車で10分ほど、こんなに近くに生活に近いところの物づくりをされながら、腕が確かな作家さんがいるのはとても頼もしい。

既製品に頼ってしまえばそれまでだけど、住まいもちょっと工夫するれば、木工、鉄工、ガラス工など人の手を吹き込む場所は数限りなくあるのです。コロナ前には住まいに地域のオリジナリティを入れるべくイベントに足繁く通い良い作家さんとの出会いを探していたのでした。(早くそんな機会が戻ってきて欲しいですね)


本当はリスクを恐れずちょっと工夫するだけで住まいは楽しくなるのです。トモタロウさんのような住宅も楽しくしてくれる作家さんは、私の暮らす二宮や大磯には(この辺りのクリエイティブには良好な環境からか)たくさんいらっしゃるのです。


そんな方達と毎回住まいがつくれればとプロジェクトのスタートに妄想を膨らませずにはいられないのです。

地場の材料を使い、地域の作家さんにおうちの一部を造ってもらう。できたものに地域性が付加されその場所オリジナルとなり、地域ちょっと潤ってお金が循環する。その小さなサイクルの中で暮らして働く、都心とはちょっと離れたここ二宮ならではの生活だなと思います。

(こんなゆるい絵柄ボウルも制作してくれました!)

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