#141 森のようちえん おひさまがおか


【福井尚子・高志】


先日のブログで、にのみや子ども自然塾「さとっこ」に参加したという記事を書きました。

伸び伸びと自然の中で娘が遊ぶことができて、私も一緒にリラックスできる。自然を満喫できる屋外での遊びに魅力を感じていたところ、「森のようちえん おひさまがおか」の園児募集を掲示板で見つけました。


「森のようちえん」とは、自然の中で過ごすことを基軸にした、幼児教育の場です。二宮町の森のようちえんは2017年4月から始まったそう。保育スタッフと親が交代でお当番に入る自主保育というかたちで、園舎などを持たずに運営されています。


2歳からは預け合いのようちえんに参加することができ、0〜1才は、親子で活動に参加することができるとのこと。10月のお天気の良い日に、早速参加してきました!


ある日は、どんぐりを拾いに鴨宮へ。二宮駅で集合して、電車に乗って向かいました。


鴨宮駅から歩いて10分ほどの西湘スポーツセンターが目的地です。

こちらのスポーツセンターには体育館とグラウンドがあり、グラウンドの周りには、マテバシイが植わっています。

訪れた日にはちょうどどんぐりがゴロゴロと落ちていました。


子どもたちは、どんぐりを拾ったり、走り回ったり。お腹が空いたら持ってきたお弁当を食べたり。思い思いに過ごします。


同じ週のある日は、先日さとっこでも訪れた東大果樹園跡地が活動拠点。拾ったどんぐりを使ってどんぐり団子を作成しました。

1日目はどんぐりを割る作業。2日目は、スタッフの方が茹でてきたどんぐりの実(なんと5,6時間も茹でるのだとか)を潰す作業からスタートです。


すりこぎとマッシャーでどんぐりの実を潰していきます。潰れたどんぐりの実はまるであんこのよう。

お砂糖と片栗粉を入れて、丸めてせいろに並べます。

10分程で蒸しあがります。


はじめてのどんぐり団子。もちもちでほのかな甘さでとっても美味しいです!娘もぺろりと5つつほど食べたでしょうか。


この日も子どもたちはどんぐり団子作りに参加したり、走り回ったり、端材で家を作ったり。思い思いに伸びやかに過ごしていました。


(おしまいには絵本の読み聞かせやわらべうたの時間が。一列に並んだ後ろ姿が可愛くてキュンとしてしまいます。)


娘と2人きりでお外遊びをするときは、だいたい1時間ぐらいで帰ってきてしまいますが、おひさまがおかに参加すると10時から14時までの4時間、たっぷりと屋外で過ごすことができます。(ちなみに0,1才の親子参加は、いつ来ていつ帰ってもOKです。)

さらに、自分たちで採取したものを食べる、という得難い豊かな体験をさせてもらえるのも本当にありがたいこと。(別の日には子どもたちがとってきた栗を使った栗ごはんをいただきました!)

おひさまがおかに参加しているのは、小田原や秦野からきている方もいらっしゃるとのことで、改めて二宮町にこうした子育てのコミュニティがあるのは嬉しいことだなと感じます。



実は、自然の中で子育てをしたいと思ったことはなかった私。娘が歩き始めたこの春頃から、自然があることのありがたさやその魅力を感じるようになりました。四季の変化を感じながら思いきり身体を使って遊ばせてあげられて、温かく成長を見守ってくれる人がいる。

最近では「自然」と「コミュニティ」がない場所での子育ては、しんどいのではないかと思っているほどです。


おひさまがおかではこれから、草木染めや、つるでかごあみ、焼きいもなどを予定しているそう。私たちもまた季節の手仕事や自然を味わいに参加したいなと思っています。


そしてこれからも、「自然」と「コミュニティ」に助けられながら伸び伸びと娘を過ごさせてあげたいです。




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