#133 にのみや子ども自然塾「さとっこ」

【福井尚子・高志】


暑さもひと段落。外出しやすい気候になり、二宮の自然を思い切り満喫できるお外遊びが楽しい季節。娘と一緒に「にのみや子ども自然塾」の活動に参加してきました!


「にのみや子ども自然塾」は子どもたちが、自然の中で五感を使って遊べるのびのびした遊び場をつくりたい、と有志が集まって始まった活動だそう。

冒険遊び場、自然観察会、にのっこプレーパーク、など、未就学児から小学生までを対象に様々な自然遊びの場を、東京大学果樹園跡地※を拠点に提供しています。

今回参加したのは0才から就学前の子どもを対象にした「さとっこ」。10時から13時の開催時間の間、自由な時間に来て、親子でのんびり過ごすことができるのです。


※東京大学果樹園跡地…大正15年から平成20年まで東京大学の果樹園としてあった土地。果樹園の閉園にあたって町が買い取り、現在は町民と協議しながら管理運営をしています。

受付をして、机の上に荷物を置いたら、遊びの時間の始まりです。


フィールド内には自然の素材を生かした様々な仕掛けが。

こちらは竹の滑り台。まつぼっくりを転がして遊ぶことができます。


大人気だったハンモックとブランコ。

ハンモックに寝転がって空を見たら、木漏れ日が心地よかったです。

「ついついウトウトしちゃった」なんて話しているママもいました。


湧き水が流れる沢があって、そこでは「カニがいたよ〜」とすれ違った親子に教えてもらいました。早速カニを探しに。

(この真ん中の窪みに湧き水がありました)

子どもたちより大人が夢中になって、岩陰に目を凝らすこと数分。小さなカニを発見できました!


その他にも、ビニールプールで水遊びができる場所も子どもたちに大人気。

フィールド内に自生しているヤマゴボウを使った色水もありましたよ。染物もできるのだとか。

(こちらがヤマゴボウ。ぶどうのような紫の実からは、鮮やかな赤い水をつくることができます)


野原を歩き回ってお腹が空いたら、ランチタイムです。

持ってきたお弁当を、用意していただいた巨大シートの上に広げて食べました。


自然の中で食べるご飯のなんとおいしいこと。

はじめましての方もご一緒しましたが、「こんにちは。おいくつですか?」と話が弾みます。


遊具を使ったり、木の実を拾ったり、カニを探したり、ただただ走り回ったり。何かをしてもいいし、何もしなくてもいい。ありのままで楽しめる。そんな自然の懐の深さを感じました。

そんな風に感じられるのも、遊び場を用意したり、見回って声をかけてくれたりと、自然塾のスタッフのみなさんが丁寧に、そしてほど良い距離感でケアしてくださっているからだろうなぁと。

またハンモックに乗ったりカニを探したり、子どもと一緒に、いやそれ以上に!? 楽しんでる大人たちの姿も印象的でした。私も自然の中でどっぷり過ごして、あー楽しかった!という気持ち。

ちなみに1歳7ヵ月の娘は、最初は知らない人がたくさんいる空間に慣れずにずっと抱っこでしたが、お昼を食べる頃にはノリノリでした。

今度は何をして遊べるかな。今からまた次のさとっこに行けるのが楽しみです。

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