#142 大磯で器に触れる一日〜大磯勝手にうつわの日〜
【岸田 壮史】
こんにちは、10月下旬の涼しくなってきた頃は、毎年恒例の大磯うつわの日が開催されます。しかし、今年は新型コロナの影響で早々に中止が決定。だが対策の方法も進化してきたところで、対策を十分にし小規模ながら開催が決定。その名も「大磯勝手にうつわの日」
我が家にもたくさんの器がある、岡村トモタロウさんやお姉さんの朝子さんも出店されたりと規模は小さくなりながらも、いつも通りの密度で開催。当日のポカポカ陽気も相まって出掛けてみようととなったのでした。
大磯駅に着くと今回の規模の割に意外にもうつわの日のパンフレットを持って歩く方々がたくさんいる。改めてみんなが待っていたイベントなのだと実感しました。
駅前では岡村朝子さんの器の展示、駅から歩いて数分の「つきやま」ではトモタロウさんの個展がこの日に合わせ開催され、いつのも素敵なうつわがたくさん並んでいるのでした。コロナの対策をとりながら、つきやまの中庭は盛り上がりを見せていただのでした。
さらにそこから歩くこと5分ほどう、つわの日の開催中には展示が行われ私も何度か足を運んだことのある「鴫立庵」へ。こちらは今回の目玉で、黒田泰蔵さんという陶芸家の作品が展示されていました。
私も以前とある場所でこの黒田さんの陶芸を手にとり、お茶まで頂いたことがあったのですが、初めて見たそのうつわの器の美しさには惚れ惚れしたのを鮮明に覚えています(もちろん買うことはできないのですが・・・)
黒田さんの白磁の器は、濁りのない白色に、鋭いエッジを持ちながら、よく見ると人の手が作り出す揺らぎがうつわをかたち造っており、その掴み所のないバランスが見て触って飽きがこない。とにかくすごい器なのです。
こんな時間を隣町大磯で過ごせるなんて・・中郡、なかなか懐の深いエリアですね!
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