二宮団地

本プロジェクトの背景

開発時の様子
開発時の様子(3丁目付近)

二宮団地は昭和40年頃に神奈川県住宅供給公社が中郡二宮町と小田原市にまたがって開発した住宅団地の二宮町の部分です。

 二宮団地には開発時に「百合が丘」という新しい地名が付けられました。ヤマユリが自生する丘陵地だったようです。

 

高度成長時代の住宅不足のなか、平塚などの工業団地や、横浜、川崎、東京に勤務するサラリーマン世帯が、憧れの新興住宅地で、新生活を始めました。

 

 

あれから50年。

 

 

住宅の老朽化に加え、都市部の住宅価格の下落や産業構造の転換等による若年勤労層の流出。

二宮団地のベッドタウンとしての役割は終わり、人口減少と少子高齢化が進んでいます。

 

公社では、二宮団地再編事業として、「団地のコンパクト化」、「団地と地域の魅力づくり」、「賃貸住宅の入居促進」について、推進していきます。


公社賃貸住宅

二宮の公社賃貸住宅は、昭和41年から46年にかけて建設された28棟、総戸数856戸。

 

他の大規模団地はほぼ同じ形の建物がズラリと並んでいるものがほとんどですが、二宮団地では一戸建住宅の住宅街の中に、4階または5階建ての建物が2〜5棟ずつ、9箇所に分かれて点在しています。
まとまった平地がなかったことがそのような配棟計画になった主な理由と思われますが、斜面地が多く、建物が建てられない土地が緑地になっており、緑がとても多い団地でもあります。
高台に建っており、海や富士山が望めるお部屋もあります。
賃貸住宅への入居については
 

公社賃貸住宅のコンパクト化

 平成28年4月、神奈川県住宅供給公社では二宮町や地域の皆様による地方創生の取り組みと連携を図りながら、二宮団地において新たな魅力づくりを推進する団地再編事業に着手しました。

 

 この団地は、高度成長期に周辺工業団地などの従業者への住宅提供を目的に開発しましたが、すでに50年が経過し、住宅や施設の老朽化が進行しています。

 また、少子高齢化の進行や空家が増加していることから、団地生活の魅力づくりや新たな入居促進策を進めるとともに、公社賃貸住宅のコンパクト化を実施します。

 

 公社ではこれまで、こうした郊外型団地が直面する課題に対し、横浜若葉台団地(横浜市旭区)及び相武台団地(相模原市南区)において、多世代交流施設の整備などを行い、高齢者の支援や団地内への若年・子育て世代の流入促進に取り組んできました。

 二宮団地では、さらに近隣農家と連携した共同農園の運営や賃貸住宅のリノベーション制度の導入など、新たな事業にも取り組んでいます。

 

 空家の増加や建物の老朽化等によるコミュニティ衰退の防止及び地域の安全、住環境の向上に繋がることを目的として、現在、28棟856戸ある公社賃貸住宅を18棟580戸に再編します。

 また、住棟の耐震性能を調査のうえ、必要に応じて耐震改修工事を実施し、安心・安全な住宅の整備を進めていきます。

 なお、公社賃貸住宅を終了する棟およびその跡地については、今後、有効活用策の検討を再編事業とともに進めます。